朝日新聞社のおかげでオタクになってしまった話
実家の新聞はずっと朝日で、その流れで六年間、朝日小学生新聞というのを取っていた。
全部で8ページくらいの小学生向けのもので、忍たま乱太郎の原作「落第忍者乱太郎」も掲載されていた。
朝日小学生新聞:おすすめポイント | 受験・学習に〜朝日小学生新聞 朝日中学生ウイークリー
現在も発行されているようだ。「ジャンケンポン」という四コマ漫画が当時のままなのが懐かしい。
活字を読むのを身につけるのにはとてもよい教材だったと思う。
だが同時に、この新聞のおかげでオタク的嗜好にも導かれてしまったのだ。
毎週一回、巻末(普通の新聞ならテレビ欄のある場所)にアニメ特集が掲載されていた。
新番組もここで紹介される。
だが、1996年の春だっただろうか、紹介されていたのはよりにもよって「機動戦艦ナデシコ」と「セイバーマリオネットJ」だったのだ。
それまでアニメといえば小学生向けのものしか見ていなかったのに、新聞の導きによって、テレ東六時台アニメに手を伸ばしてしまった。
その後は90年代のオタク向けアニメをリアルタイムで視聴するようになる。
ただし、コロコロコミック原作のような子供向け作品と、中高生以上対象のガンガン・少年エース等系作品をとくに分けて考えていなかった気がする。
単純に、内容や絵柄の好き嫌いで選んでいた。
好きだったのは、
2000年代に入ってからは、無限のリヴァイアス、地球防衛企業ダイガード、FF:Uあたりが記憶に残っている。
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逆に避けていた作品としては、スレイヤーズ、サイレントメビウス、ゴクドー君漫遊記、東京アンダーグラウンドあたりがあった。
あまりにもオタク臭すぎるものを好まず、多少オサレな方面になびいていた。
セイバーマリオネットも、Jは見ていたがJtoXはスルーした。
ロストユニバースを好んでスレイヤーズに興味がないのはよくわからないが、おそらくファンタジーを子供っぽく思う反面、SFは新鮮だったのだろう。
もう一つ、特筆すべきテレ東六時台アニメとして、爆走兄弟レッツ&ゴーを挙げることができる。
コロコロ原作の小児アニメだが、本作(無印)を見る中で、原作よりもアニメのほうが面白いことがあるということを知った。
(大神博士の手を借りてハリケーンソニックを開発するくだりだった気がする)
それと、やたら線の太い絵にたまに遭遇することから、作画の違いにも気付き始めた。
ただその後は、同時代のアニメにそっぽを向けて、70~80年代の過去作品を追体験することをはじめてしまった。
きっかけは、一人の男性を多くの女性キャラクターが囲むアニメに辟易したことだった。具体的には、テイルズ・オブ・エターニアのアニメ版(WOWOWノンスクランブル)だ。
涼宮ハルヒブームをきっかけに同時代作品に復帰するまでの五年間では、プラネテス*1とキングゲイナーくらいしか新作を見ていなかっただろう。
かつてアニメが好きだった私の自分語りを書いてみたが、少し他人とずれている経歴である気が少々している。
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