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スタバと吉野家はレーティングのためあえて障壁を設けている

雑記

「スタバの注文の仕方がわからない」

というネタは、すでに定番と化している。

(デイリーポータルの記事によれば、「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ」が当時最長だったようだ)

http://portal.nifty.com/koneta05/10/21/01/

 

私はスタバには普通に入ることができる。

当たり前だが、注文で困ることはないし、コーヒーのSを「ショート」ではなく「エス」と言ってしまっても何もきにしない。

スタバに初めて入ったのは高校か大学生の頃だが、少し緊張したかもしれないが、やってみるとなにも大したことはなかったと感じたのを覚えている。

 

チェーン店なのだから、スタバの注文が怖いなんて言うのはアホらしい。

当たり前だし、ほとんどの人間はネタとして話しているだろう。

 

だが、こういう細かい、くだらなくも見える障壁を設けることが、ブランディングの本質なのだと思う。

高級料亭じゃあるまいし、注文方法にほんのちょっと違いがあるくらい、99%の人間にとって関係ない。

でも、残り1%の望まない客層を排除することは実現できているのだ。

 

環境を壊す人間は、常に少数派である。

一人の人間のクレームでサービスが終了に追い込まれることはあまたある。

そういう事態さえ防げれば、Sをショートに言い換える手間、それで微量の客が離れる手間くらい安すぎるのだ。

 

飲食店では、吉野家もそうだろう。

食券を導入しないのは、会計の際に店員とやりとりをする手間さえも面倒な層を、あえて離れさせるためだ。

 

しかし問題は、そういう方法に客が慣れてきたらどうするかということだ。

注文方法に誰も抵抗を感じなくなったら望まない客はどんどん押し寄せる。

 

企業が永続性を得られるかは、時間と共に劣化するブランドイメージをいかに更新させ続けられるかにかかっていると思うが、吉野家はその点、一時のデフレ産業の代表格から、牛丼屋としては一番よいという場所に、うまく転換を成功できた気がする。