ビーバップハイスクールの映画を見て人生に想いを馳せる

生活が終わっているのでプライムで映画を見ている。

 

1980年代映画のカテゴリから、ビーバップハイスクールの映画、5作目らしいものを見た。

 

 

 

 

 

 

なぜそのチョイスかといえば、少し前にはてブに上がっていたエントリで、1980年代はフィクションではあれど学生から警官からナチュラルに暴力を振るう描写が許されていて、日本のそういった意識は大きく変わった、というようなことの引き合いに出されていたからである。

 

内容はといえば確かにフリーダムで、高校生設定なのにタバコを吸う、酒を飲む、車を運転するのはなんの説明もなしに出てくるし、まあ、そういう時代なのだ、という感があった。

しかし、1988年といえば最近というイメージで、古いのだけれど古くないという印象、現代と地続きの感もあった。

意外なのは街並みが古いことで、建物が全体的に洗練されていない。

30年は長い。

 

基本的に、ケンカをする以上の内容ではないのでアクション映画なのだが、最近初めて燃えよドラゴンを視聴した割に見劣りはしなかった。

 

それよりも、切なさを感じたことのほうが多い。

登場人物は高校生、主人公の彼女は中学生設定で、役者も当時10〜20代前半である。

ということは当然今では50前後なのだ。

 

1988年というリアルな、地続きの過去が舞台だからこそ、人は年を取るということを深く感じる。

高校生のツッパリたちも今では中年だし、可愛いアイドルが演じたヒロインも今ではもちろん中年なのだ。

 

地続きの時間というもの、時間の短さということを意識することが増えた。

これはきっと年を取ったということなのだろう。