最初に好きになった聖歌

教会に通い始めて日常になったことのひとつに、初見で楽譜を見て歌うということがある。

教会の礼拝では聖歌(讃美歌)を歌うが、新米信徒なので知らない曲ばかりである。
親の代からクリスチャンだったり、長く通っていれば皆なじみ深い歌なのだと思うが、オルガンの前奏でだいたいのメロディを把握して、あとはぶっつけ本番で音符を追いながら歌うことになる。

(いちおう週報には翌週歌う聖歌が書かれているが、もしかして練習していったほうがいいのだろうか?)

さて、そんな中で、ひときわ惹かれた聖歌があった。
聖公会聖歌集だと511番の、「恵み深き主よ」、英題は"Dear Lord and Father of mankind"である。


いわゆる讃美歌という歌いやすい曲とは違う、一種壮大なメロディだが、そこに惹かれたのだと思う。
おろかなるものに力を与えて、主のみむねを〜の上がっていくところがとても好きである。

これが、そらで歌えるようになった最初の聖歌だった。

プロテスタントのミッションスクールに通っていた知人に聞いたところ、知らない曲とのことだった。
英国で愛唱されている曲のようなので、いわゆる讃美歌のなかでは日本ではマイナーなのだろう。

じじつ、この歌について日本語の記事は、検索してもひとつしか出てこない。
以下のその記事に、この曲について詳しい紹介が書かれている。

洗礼を受けてぜんぜん日が浅いが、こうして好きなものが増えていくのも、またこの聖歌をまた教会で歌うのも楽しみである。