知識と知恵

ありがちなことだが生きることに行き詰まっている。
そのことについて今日思ったのは、知識と知恵の違いについてのことだ。
自身は知識偏重の人間だっただろう。
外部に開かれた人間性である知恵が相対的に不足していたことで、私自身を安定させることができなくなったのだ。
きっと、私の考える「知恵」という言葉は、例えば「生きる力」という言葉などと本質的に同じなのだと思う。
ただ、生きる力という単語には、もうこれ以上なく手垢がつけられてしまった。
知恵である言葉も汚れないことを心から願う。