ラブライブの楽曲を踊る若者を見て、ハルヒブームを思い出す

ラブライブがなぜ流行っているのか、いまひとつ分かっていなかった。

しかし偶然ニコニコ動画の「踊ってみた」動画を目にして、なんとなく理解できた気がする。

つまりこれは、昔のハルヒブームと同じだ。

 

 

曲はよく知らないが、動画を見ると、やっていることは、数年前にハレ晴レユカイを踊っていたのと全く同じなのだと分かった。観衆の反応も含めて全て同じだ。

 


驚異的な大人数でハレ晴レユカイを踊るOFFその2 4/8秋葉原にて - YouTube

 

大学生だった自分は観衆の側にいたが、当時振り付けを覚えたことを覚えている。

大学の新歓ではハルヒダンスを踊っていたサークルがいくつもあったし、自分もサークルの追い出し行事で踊った記憶がある。

 

自分も「昔の○○と同じだ」という感想を抱くようになった。

そのことに、つくづく自分の青春は過ぎ去ろうとしているのだと感じる。

青春を過ごした文化は既に過去のものになってしまったのだ。

 

前回のエントリにも書いたが、自分にとって青春を過ごした文化は、涼宮ハルヒであり、けいおん!であり、ゼロの使い魔であり、ニコニコ動画だったのだろう。

エレキギターなんて、ハルヒけいおん!がなければ絶対に買わなかったのだ。

 

文化や芸術こそが自分の趣味嗜好の本質だとスノッブに気取ろうとしても、ベースはそこにあるのかもしれない。むしろ、放っておくと自分自身の趣味がどんどん通俗になっていくので、その恐怖心から、メインカルチャーに擦り寄ろうとしたのかもしれない。

 

私の青春を形作ったのは、確かに、当時流行していたアニメだったのだ。

 

 

 ハルヒブームくらいから有村悠元村長の 記事を読むようになった(本書にも寄稿している)。今は艦これの人になっているが、自分がこじらせるうえで影響を受けた一人だと思う。