ブックオフで写真雑誌を買ったらプリントが挟まっていた

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ブックオフで2007年の雑誌『瞳PHOTOS』を買ったら、カバーの下にプリントが挟まっていたのに気付いた。

インクジェットプリントでインク切れになってしまったもののようだ。

雑誌の特集は「女性職業カメラマンの群像」だし、絵柄的に、マクロで花と虫ではあるものの公園で花接写する系おじさんはやりそうにない構図なので、女性によるプリントだと思われる。

 

この本108円だったのだけど、買った理由は収録されている文章「あなたがプロカメラマンになれない理由」(文:石川未紀)に、立ち読みしていて共感する部分があったからだ。

職業としてのカメラマンと、アーティストとしてのフォトグラファーについての文なのだが、当然ながら横文字のアーティストは否定されている。写真をやることの必然性、ようは厳しくあることについて、当然の、しかし気付くにはきっかけの要ることが説かれている。

この文が分かるのは、アーティストを発展解消したか、諦めたかのどちらかの者しかないだろう。

(意味が分かっていれば、その時点で"アーティスト"ではない)

 

作品を見れば必然性のあるなしは自然分かると思うのだが、しかし私は、必然性の有無をなにが決めるかを理解できていない。それは、気がつけば分かるようになるし、身につくものなのだと思う。

 

しかし7年前の本だけど、ライカとかマキナとか、わかりやすいカメラを持っている。

00年代ならまだしも、これから先、そういうカメラを運用し続けることははたして現実的なのだろうか。

自分はフィルムから完全に降りました。

 

瞳PHOTOS―写真の目線〈VOL.03〉女性職業(プロ)カメラマンの群像