考えたこと

アルフォンソ・リンギス 『わたしの声』

図書館で借りた、アルフォンソ・リンギス 『わたしの声』という本を読んだ。 2021年、水声社、初版。原著は2007年。 著者は文化人類学をバックボーンにもつ哲学者とのこと。

信じないことの天井・信じることの障害

先日、精神科医で言語学クラスタ、着ぐるみクラスタのすきえんてぃあ先生 @cicada3301_kig の以下のツイートを見て、自分が感じていることが明確に解説されていると感じた。 不安の強さ、文字の汚さ、文才、極右や極左の支持、神の崇拝なんかは知能の高さに…

自分は「新兵訓練で脱落した人」である

限界が近づいている。自分が自殺に追い込んだ元恋人は34歳で死んだが、自分もいま34歳である。状況は異なるが、詰みであるという意識が増えている。

すべての人間が加害性を自覚したらいいのに、ということについて

多くの人間は、自分自身の加害性を認識していない、もしくはそれを重大な問題だと考えていないことに追い詰められている。 おそらくそれは、自分がぬくぬくとした環境、恵まれた環境で幼少期を過ごしたためで、多くの人間は思ったよりも野蛮であることを知ら…

NVC 短いメモ

kachiuchi.hatenablog.com ↑これを踏まえた上で

叶えることが不可能な願いとの付き合い方について

いま、仕事先の知人から勧められて、NVCという心理学的な手法についての本を読んでいる。 NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版 作者:マーシャル・B・ローゼンバーグ 発売日: 2018/02/17 メディア: 単行本(ソフトカバー) まだ読み終わっていない段…

普遍的な名作の条件は「愛」

世界には、普遍的に受け入れられる作品、創作物というものが存在する。 それらに共通する要素は「愛」である。

永遠の命の無意味さについて

永遠に生きるという概念がある。 宗教において救い=死後の永遠の命だったりするし、科学の発展によって永遠の命を求めることに夢を見ることも考えられる。 しかし最近、人間が永遠に生きたとしても、あまり意味のないことなのではないかと思いはじめている。

魔界ノりりむとグウェル先生のおかげで微分と積分ができるようになった

このblogを書いている時点で1週間くらい遅れの話題なのですが、いきなり微分と積分ができるようになった。 数日前にバズった、にじさんじのVtuber、魔界ノりりむさんとグウェル先生の配信「魔界ノりりむが 積分の問題を解けるまで おわれません 【にじさんじ…

「暮しの手帖」を読んでいた頃

そういえば、昔、暮しの手帖を読んだりしていたことを急に思い出した。いつのまにか記憶を改竄して、なかったことにしていたのだった。

自分の自閉症はまだまだ重すぎて適応できていないということ

最近、人間関係で大きな失敗をして打ちのめされている。ひらたくいえば恋愛のことなのだが、そのことと、自分自身の自閉症的な部分について思うところがあったので書く。

脳が明晰になったら自閉症が重くなった気がする

夏前以来、自分自身の合理性=自閉症的な部分をドライブすることで人生をやっていこうとしていた。 方法は、スマホやネットとの距離を取り、感情が外部要因で動かされる機会を減らすというものである。 その方向性は間違っていないと思っていたし、実際、脳…

わたしの究極の目的、人類の究極の目的

以前働いていたとある会社の社長が、こんなことを言っていた。 「すべての価値は、結局のところ時間に換算される」 つまり、こういうことだ。移動は早ければ早いほどお金がかかる。お金をかけてよい食べ物を食べるのは、その分長い時間生きるためである。美…

マオ・レゾルビーダ(未解決の人間)

以前読んだ本に、小野美由紀の『傷口から人生』というものがあった。 この本については、2015年の3月にこのblogで感想を書いている。 kachiuchi.hatenablog.com その記事でも書いているように、本書でもっとも印象に残ったのが、p113〜で触れられている、『…

コンテンツに興味を持てない悲しさ

ということを、ザ・ノンフィクションのギーゼロの回(のスクショ)を見て思ったのだった。 ようは、にゃるらや似非原さんが羨ましい。 にゃるらは今や、エロゲをはじめとしたオタク文化語りのスーパースターである。Vtuberのキャラもかわいい。 いっぽう似非…

非常にわかりやすく狂気をはらみつつある

当然の帰結というか、昨晩からわかりやすく狂気をはらみつつある。精神病院に入院しておいて、いまさら狂気もクソもないのだが、狂気としか呼びようのないものである。 また、ドグラ・マグラを読んだ直後に狂気をはらむのも、ネタとしか思えないのだが、実際…

いまさらドグラ・マグラを読む・脳が機械であることと自己肯定感について

最近、急に精神が明瞭になったことで、かつて読もうと試みて挫折した書籍をどんどん通読できるようになった。 今回、はじめて挫折せずに通読することができたのは、夢野久作のドグラ・マグラである。 「読んだ人はいちどは狂気を抱くようになる」という煽り…

コミュニティや文脈に回収されること、母とゴールデン街

私は「文脈に回収される」ことを好んでいない。どうやら、そのために社会運動やマスメディアといったものに不信感があるようだ。(もちろん、それはいわゆるリベラル側の言葉に回収されることだけでなく、国や地域や家族といったものについてもそうだ)

「多数派」を信じない、信じられなくなったことと、広告について

最近、シモーヌ・ヴェイユを読んでいる。 ヴェイユの文章を読んでいると、とても心洗われるような心地になる。 しかし、根本的に自分はヴェイユのようになれないだろう。 読んだことがある人なら誰でもそう感じるだろうが、あまりにも理想的な人生すぎるし、…

正義を実行できない後ろめたさと神の仮定 そしてシモーヌ・ヴェイユ

この入院中、本を読んだり、朝日新聞を読んだりしている中で感じたこと。 いまさらネット右翼のようなことをいうつもりはないが、久しぶりに朝日新聞を読んで、そうか、朝日新聞が嫌われるというのは、こういうことだったのか、ということを思った。毎日の紙…

昭和は遠くなりにけり

自分の趣味は機械式のフィルムカメラ、そして10代だった2000年代は1980年代以前の日本アニメの青春期の作品ばかりを見ていた。 つまり自身の人格を形成したのは昭和の文化であり、生まれる以前の文化の後追いをしていたアナクロニズムの人間であることが本質…

祖母が死んだのだが

初めて参列した葬儀があんまりにもあんまりな葬儀だったので、 葬儀に参列することにプレッシャーを感じなくなっている。 スレている。

悪人になりたい

人生でさまざまな罪を犯しすぎて、もう、開き直って完全に悪人としてやっていければいいのだろうが、 というか悪人になれば楽になるのにと外部からもアドバイスされたことがあるのだが、 無為の罪しか犯すことができない。 悪人になる勇気がほしい。 キリス…

まどマギをリアルタイムで見なかったのは慧眼

またしても完全にメンタルが落ち込んで絶望に囚われている。 直接のきっかけは、死んだ元恋人の墓参りに行ってパニックに近い状況に落ち込んでしまったことだが、それ以前から気付かずにキャパシティを超えたオーバードライブをしていたようだ。 結局は名誉…

確定申告のPCコーナーはクソ

昨年、今年と確定申告書は手書きで用意していた。 昨年の計算に誤りがあったので修正申告について相談コーナーに行ったところ、自動的にPCコーナーに誘導されて、PCで書けと指示されたのだが、役所のシステムなので当然だが操作性がどうしようもなく時間を浪…

SNSとスマートフォンのない古きインターネットが帰ってきてほしい

2019年の冬アニメでいまさらブギーポップをやっていたので見てみたのだが、スマホが普通に登場していることが辛かった。 2000年前後の空気感とともにある作品だと思うので、それを現代に引っ張り込むことは、なんというか、世代感を奪われているような気持ち…

つかれた

数ヶ月頑張って築き上げてきた生活や仕事や収入、 一発メンタルやって動けなくなるだけで全部水泡に化すなんて、もうやってられるか。 疲れた。

救いはどこにもない

完全に、疲れ果てて倒れてしまった。 しかし、以前と違うのは、こうなったときに頼るなにものかがないことだ。 誰かとか、何かとかに頼って、依存していくことがとても空々しく思える。 これまでにいろいろなもの、こと、人に助けを求めた。恋愛に依存したり…

倉田百三 『出家とその弟子』

春の終わりに当時親しかった人に、この本を読むことを勧められて、やっと読むことができた一冊。 自分は、はっきりいってこの数年恋愛がすべての問題になっている。むしろ恋愛というよりも、愛着障害のような問題であるとも指摘されている。 そんな自分に対…

自分用メモ 去年は、今年は、どうしていたのか自分は

落ちに落ちている。 具体的には、ここ数ヶ月、朝は勝手に7時台に目が覚めてしまっていたのだが、ここ数日、目が覚めても二度寝してしまうし、布団の中で動けずにいると夕方になっていることが続いている。 要因については、まあ、自分がこれまで何度もしてき…