文化

「暮しの手帖」を読んでいた頃

そういえば、昔、暮しの手帖を読んだりしていたことを急に思い出した。いつのまにか記憶を改竄して、なかったことにしていたのだった。

北朝鮮のアイドル モランボン楽団の名曲が南北統一の象徴になりそうな件について

この記事の続きです。 kachiuchi.hatenablog.com 北朝鮮の女性アイドルグループ、モランボン楽団(牡丹峰楽団/모란봉악단)。 どこか日本の1980年代ポップスやアニソンを彷彿とさせるサウンドやメロディに惹きつけられるものがあるグループなのですが、この…

SNSとスマートフォンのない古きインターネットが帰ってきてほしい

2019年の冬アニメでいまさらブギーポップをやっていたので見てみたのだが、スマホが普通に登場していることが辛かった。 2000年前後の空気感とともにある作品だと思うので、それを現代に引っ張り込むことは、なんというか、世代感を奪われているような気持ち…

自分のファッションについての覚書 2017年末版

自閉でアスペの男性なので服に対してのこだわりが強い。 それも、そのこだわりが無駄にシンプルな方向に向かっている。 今回は現時点でのそんなこだわりをメモしておく。

別冊宝島「いまどきの神サマ」なぜ80年代、新興宗教だったのか

古本屋で、別冊宝島の「いまどきの神サマ」というのを買って読んだ。 1990年に出たこのムックは、1980年代のオカルトや新興宗教、精神世界を振り返り、同時代について記録した一冊である。 冒頭に取り上げられているのは、かのオウム真理教。しかも好意的に…

北朝鮮のアイドル『モランボン楽団』が80年代すぎる件について

北朝鮮にもアイドルがいる。 その名も『モランボン楽団』である。 北朝鮮の音楽というと、まるで軍歌のような時代錯誤なものしかないと思われている。 しかし、時代に合わせてどんどん変化していっているのだ。 じつはそのなかにもアイドルグループが存在し…

「はっぴいえんど」と「チャージマン研」

とある時代、とある時期に、時代の最前線を走る人々の全員がリンクしていることがある。 自分ははっぴいえんどや大瀧詠一がとても好きなのだが(マニアではないが)、1970〜1980年代の音楽における、その時代を担った人々の全員がリンクしている感じ、という…

日本画も実物を見なくちゃわからない

なんでもそうなのだが、美術は特に実物をみないと作品の良さはわからない。 近代日本画の名品を見てきて、そのことが更によくわかったのだった。 行ってきたのは目白台の講談社野間記念館。横山大観と近代日本画の名品という展覧会だった。 講談社 野間記念…

小島剛一 「トルコのもう一つの顔」

昨日、クルド人の祭のネブロスに行ってきて、自分がこの地域について何も知らないことを痛感した。 そこで、以前から読みたかった本である、トルコの少数民族について書かれた「トルコのもう一つの顔」を早速読んだのだった。 著者の小島剛一は言語学者で、…

クルド人の祭、ネブロスを見に蕨に行ってきた

埼玉県蕨市は日本一面積の狭い市として有名だが、クルド人が集まっていることでも一部で有名である。 トルコやイラン、イラク、シリアにまたがり住むクルド人は、それぞれの国で迫害され、日本にも少なくない人々が逃れてきた。なかでも東京に至近で家賃の安…

AKIRA一気読み

うちの母は芸術家崩れだった。 70~80年代に青春を過ごしたその人は、まさに大友克洋の洗礼を受けた世代だった。 その子供である自分は、幼少の頃から、「AKIRAはすごい」「AKIRAには感銘を受けた」と言われて育った。 (もしかすると、それは映画版のことだ…

子供の頃に好きだったヒーローから、大人になってからの嗜好が予想できるかもしれない

子供は格好良いものが好きだ。 ただ、好きになるヒーローは子供によって違う。 ある番組を好きな子供が、後番組にはそっぽをむくことは当たり前にある。 その理由には、ヒーローのデザインが大きく関わっていると思うのだ。 昨今の俗流文化論に乗っかって論…