古代イスラエルの民がうらやましすぎて震える
また靴下に穴が空いた。
自分の靴下は基本的に無印である。
黒かグレーの無難な色の靴下を、一度に3〜5足くらいづつ同じモデルで買って、組み合わせが入れ替わったり片方だけ穴が空いてもペアを作り直せるようにしている。
が、同時に買うので一気に穴があいてくるのだ。
ちょうど今、そんな時期が来た。
幸いなのは、一時期3足で1,200円くらいまで値上がりしていた無印の靴下が3足1,000円に戻ってきたことで(一時期の無印はアホみたいに値上げしすぎである)、まあ、買い足せばいいのではないか、と思うのだが。
(ちなみにユニクロの靴下は4足1,000円でさらに安いが、生地が弱すぎて論外である。1度履いたら穴が空いたこともある)
で。
聖書の出エジプト記にとある記述があるのだが、それが読むたびにうらやましすぎて震える。
……と、今調べてみたら申命記の8章4節だった。
この四十年の間、あなたのまとう着物は古びず、足がはれることもなかった。
まあ、それどころではない超ハードモードの40年なわけだが、それでも服がボロくならないのは羨ましい(小学生並みの感想)。
もしそうだったら一張羅のコムデギャルソンの上着(もらいもの)も古びないし、Tシャツの首も伸びないし、ジーンズの膝がビロビロになることもないのになー。
完全に、小学生並みの感想でしかないのだった。
阿部共美 『ちーちゃんはちょっと足りない』 【発達障害・知的障害漫画】
阿部共美の『ちーちゃんはちょっと足りない』は、貧しさとその原因、そして貧しく暮らしている人について、一見して暗いわけではないが、リアリティあふれる描写をしている漫画だった。
発達障害、知的障害をリアリティを持って知りたいひとには、ぜひおすすめしたい作品の1つかもしれない。
自分はそんなに漫画読みではないので、普段新しい漫画を読むというのは、他人から薦められたり、他人の家にある漫画を読むことばかりが多い。
そして本作も、なんとなく手に取ったわけなのだが、これが、まったく救いのない話で凄かった。
一見してオタクっぽい絵柄の延長上にある、ただの日常を描いた漫画家と思ったら、凄かった。
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スティーブ・ジョブズ(上)
スティーブ・ジョブズが死んでこの本が出て、もう5年も経つのだということが、まず驚きだった。
いままでテルマエロマエの作者の漫画版をちょっとしか読んだことがなかったのだが、いまさら上巻だけ読んでみた。
歯車の噛み合わせが致命的に良くて、世界を変えた人になったのだなー、と思った。
同じような人格破綻者は世界にたくさんいるが、なぜ世界を作った人になれたのかというと、自己を貫くことができたからなのだろう。
自分にがんじがらめになって潰れることなく。
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